~11月はどんな気持ちで始まったか~
10月に夜勤が始まり、私は毎回必死に夜勤を乗り越えていました。
「夜勤って、怖いだけじゃなくて、生活が崩れるほど大変なんだ。」
それを実感したのが10月でした。
そして11月。
少しずつ夜勤の回数も増えてきて、周りからはこう言われるようになりました。
「そろそろ独り立ちだね。」
その言葉を聞いたとき、嬉しいというよりも、怖さのほうが大きかったです。
まだ分からないことだらけなのに、
もう“新人だから”という理由では守られなくなっていく。
そんな空気を感じながら始まったのが、11月でした。
~11月の大きな出来事:夜勤の独り立ち~
11月は、夜勤の独り立ちが本格的に始まりました。
もちろん、完全に一人というわけではありません。
夜勤の先輩はいます。
でも、これまでのように
「一つ一つ確認しながら」ではなく、
「基本は自分で回す」ことが求められるようになりました。
自分の判断が、そのまま患者さんの安全につながる。
その責任が、急に重くのしかかってきました。
~11月で一番しんどかったこと:質問がしづらくなった夜勤~
11月で一番しんどかったことは、
夜勤中に質問しづらくなったことでした。
ある夜勤で、私は先輩に業務について確認のために質問しました。
すると返ってきた言葉が、
「なんて教わった?」
「今までどうしてたの?」
でした。
責められているように感じました。
もちろん、先輩は悪気がなかったのかもしれません。
忙しくて余裕がなかっただけかもしれません。
でもその一言で、私は一気に萎縮してしまいました。
それ以降、その先輩との夜勤では、
「これ聞いていいのかな」
「また同じこと言われるかもしれない」
そう思ってしまい、質問すること自体が怖くなりました。
分からないことがあるのに聞けない。
確認したいのにできない。
その状態は、夜勤中ずっと苦しかったです。
~急変が怖くなった瞬間~
11月は、夜勤の中で急変の怖さがより現実的になっていきました。
夜勤は人数が少なく、病棟も静かです。
その分、何かが起きたときの緊張感が一気に高まります。
私は夜勤中、何度も頭の中で考えていました。
「もし患者さんが急変したら、私は対応できるのだろうか。」
急変はいつ起こるか分かりません。
それが夜中なら、なおさらです。
日勤なら医師もすぐ来てくれるかもしれない。
でも夜勤は、状況が違います。
私はまだ経験も少なく、判断に自信がありませんでした。
急変のことを考えるだけで、
心臓がぎゅっとなるような感覚がありました。
夜勤は、
“何も起きないこと”を祈りながら働く時間でもありました。
~深夜のクレーム対応がつらかった出来事~
11月には、深夜のクレーム対応で強く印象に残っている出来事がありました。
夜中にも関わらず、ナースコールを何度も押してくる患者さんがいました。
対応に行くたびに、またすぐナースコール。
その繰り返しでした。
そしてついに、同室の患者さんからこう言われました。
「〇〇さんがうるさくて眠れない。」
深夜の病棟で、クレーム対応をするのは本当に大変でした。
ナースコールを押している患者さんにも理由があります。
不安が強いのかもしれない。
寂しいのかもしれない。
何か症状があるのかもしれない。
でも同室の患者さんも、眠れなくてつらい。
怒りたくなるのも当然です。
どちらの気持ちも分かるからこそ、
私はどう対応すればいいのか分からなくなりました。
夜勤の静けさの中で起きたこの出来事は、
精神的にかなりきつかったです。
~それでも踏みとどまれたこと~
11月は、夜勤の怖さや孤独を強く感じた月でした。
でもその中で、少しだけ救われた瞬間もありました。
夜勤はしんどい。
でも、夜勤を繰り返すうちに
少しずつ「できること」も増えてきました。
そして何より、
「怖い」と思いながらも、
逃げずに夜勤に立ち続けたこと。
それ自体が、成長だったと思います。
私はこの月、
“できるようになった”というよりも、
“耐えられるようになった”気がします。
~今の自分から、11月の自分へ一言~
1月の自分へ。
質問しづらくなって、
急変が怖くて、
クレーム対応で心がすり減って。
夜勤が嫌になって当然だったと思います。
でもあなたは、
それでも夜勤を投げ出さなかった。
分からないことがあっても、
患者さんを守ろうと必死だった。
それは、新人としてすごいことです。
夜勤で怖いと思うのは、弱いからじゃない。
責任を理解していたからです。
あなたはちゃんと、看護師として成長していました。
最後に…
11月を乗り越えて、12月。
年末が近づくにつれて、病棟の空気もどこか慌ただしくなっていきました。
そして私は、別の不安を感じるようになりました。
「年末年始って、どのくらい忙しくなるんだろう。」
「休みって、ちゃんと取れるのかな。」
周りの先輩たちは当たり前のように働いているけれど、
私はまだ1年目で、夜勤にも慣れていない。
そんな状態で年末年始を迎えることが、怖くて仕方ありませんでした。
次回は、そんな12月〜年末年始にかけてのリアルな体験について書いていこうと思います。